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広島市で収益物件売却を成功させるポイント
収益物件の売却を成功させるための4つのポイントと、表面利回りと実質利回りの違いについて解説します。収益物件の売却を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
収益物件売却を成功させるためのポイント
収益物件の売却を成功させるためのポイントは、「資産価値が下がる前に売却する」「複数の不動産会社に収益物件の査定を依頼する」「高く売却できるタイミングを狙う」「収益物件を売却する際にかかる税金・費用を把握する」の4つです。
資産価値が下がる前に売却する
収益物件の売却を決めたら、資産価値が下がる前に売却することが大切です。不動産には寿命があって、寿命に達した不動産を売り出しても買い手は見つかりません。一定の値段で売れる状態のときに手放し、収益性の高い物件に買い替えた方が長期的にメリットがあるでしょう。
複数の不動産会社に収益物件の査定を依頼する
収益物件の売却を成功させるには、複数の不動産会社に査定依頼することは欠かせません。少なくとも3社には査定を依頼することで、相場をつかむことができ、また不動産会社の強みや特徴を把握できます。どこの不動産会社に査定依頼をすればよいか分からない方は、一括査定サービスなども活用しましょう。
高く売却できるタイミングを狙う
どのようなときに収益物件を高く売却できるかを知り、タイミングを見計らうことも重要です。たとえば、「大規模修繕前」「不動産価格の相場が上昇しているとき」「収益物件が満室のとき」が狙い目です。修繕費用や不動産の値動き、資産価値などが収益に影響を与えます。
収益物件を売却する際にかかる税金・費用を把握する
収益物件を売却したあと、売却額のすべてが手元に残るわけではない点にもご注意ください。主な費用は、不動産会社への仲介手数料・売買契約書に添付する印紙税・登記費用などです。そのほか、ハウスクリーニング代や鍵の交換費もかかります。費用を引いたあとに利益が出た場合は、確定申告をして、譲渡所得税を納付することも必要です。
収益物件の利回りとは
収益物件の運用や売却を行う際には、「利回り」を理解しておきましょう。利回りとは、投資した金額に対して得られた利益を、1年あたりの平均にした割合のことです。ここでは収益物件の利回りのうち、「表面利回り」と「実質利回り」について解説します。
表面利回りと実質利回りの違い
表面利回りは、必要となる諸経費は考慮せず、物件の大まかな収益力を捉えるための指標です。一方、実質利回りとは、火災保険料や管理委託料、税金などの諸経費を考慮し、正確な収益力を判断できる指標です。
表面利回りと実質利回りの計算方法
表面利回りの計算式は、「 (年間の家賃収入÷物件価格)×100」です。不動産から得ているすべての収入を物件価格で割った値に100をかけて算出します。
それに対し、実質利回りの計算式は、「 {(年間の家賃収入−年間の経費)÷物件価格}×100」です。不動産から得ているすべての収入から経費を差し引いた金額を物件価格で割った値に100をかけて求めます。